月曜, 9月 15th

Last update金, 05 9月 2025 12pm

現在地: Home チャリティ活動報告

              2025.5掲載

◆ファミリーコンサートを開催しました
「みねるばの森」基金では、皆様から頂いたご支援を基に子ども食堂への食料支援や運営費支援などを展開しております。
 3月1日には、ご支援させていただいている子ども食堂やフードパントリーなどを利用する子どもたちおよびそのご家族などを対象として「第六回文庫カフェコンサート」を開催いたしました。
 コンサートには、マリンバとピアノによるデュオ「純米吟醸」(野村おさむ様、野村由美子様)、トランペット、フリューゲルホルンを演奏する野村琴音様にご出演をいただき、楽しいラテン音楽などを披露いただきました。ゲストにテレビ神奈川で活躍中のうさぎのマルタ君を迎え、お子様たちと一緒にコンサートを盛り上げていただいたほか、マルタ君の生みの親である宮島永太良様の朗読による紙芝居もご披露いただきました。会場に集まった子どもたちは、華やかな演奏にときには踊りながら耳を傾け、また紙芝居にも夢中になり楽しんでいました。
 当日ご来場いただいた子どもたちには、株式会社サンスター様からご提供いただいた口腔ケア用品や、障がいなどを持つ方への就労支援を行うNPO法人で作られたお菓子などをお配りいたしました。

【当日のコンサートの模様がMXテレビのニュースで一部放映されました】

 

 


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◆子ども食堂等への支援
みねるばの森」基金では、皆様から頂いたご支援を基に子ども食堂への食料支援や運営費支援などを展開しております。
 2024年12月には、「あだちこども食堂たべるば」様のクリスマス企画にスポンサーとしてご協力・お手伝いをさせていただいたほか、ひとり親家庭を対象に月1回食品等の提供を通じてさまざまな情報も提供しながら支援を行うフードパントリー「子育てパレット」様には精米などを支援させていただきました。

 

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                                                     2024.12掲載

◆第5回文庫Caféコンサート(2024.10.8)
みねるばの森基金では、子ども食堂やシングルマザーへの支援の輪をさらに広げるべく、チャリティーイベントとしてコンサートを開催しております。

基金の拠点である寺島文庫ビルを舞台に開催するチャリティーイベント「文庫caféコンサート」の第5回目となるコンサートを10月8日に開催いたしました。
今回のコンサートでは、昨年に引き続きソプラノ歌手の松井敦子様にご出演いただき、寺島文庫ビル3階の多摩大学九段サテライトの教室を会場に多くの皆様をお迎えしました。
松井様には秋にちなんだ和洋の様々な楽曲で素晴らしい歌声をご披露いただき、心に響く歌声に感動の声が多く寄せられました。

本イベントにご参加いただいた皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。

今後も子どもの貧困に立ち向かうべく、様々な活動を展開してまいりますので、
引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

   

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◆募金活動にご協力をいただきいました
AOKIホールディングス様のご協力のもと、同社が主催し開催された「ハーモニーコンサート」(10月29日開催、於:サントリーホール)及び、「チャリティーチャペルコンサート(12月5日、於:アニヴェルセル表参道チャペル)」において、エリゼ募金箱を設置させていただき、ご来場の多くの方々より弊基金の活動にご賛同・ご支援をいただきました。

 

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◆子ども食堂等への支援
弊基金では、基金の趣旨にご賛同いただいた皆様から寄せられたご支援をもとに、子どもの貧困への社会科学的アプローチや様々な企画・取組を進めております。
 本年は11月までに、子ども食堂等への食料支援や運営費のご支援のほか、地域支援団体えまいま様(東京都葛飾区)に対して運営費をご支援させて頂きました。 
 支援にあたり訪問させていただいたこの日は、小学生・中学生に向けた学習支援と放課後の子どもの居場所として開催する「えまいまキッズカフェ」が開かれており、十数名の子どもたちが集っていました。子ども食堂の役割も多様化していくなかで、子どもの居場所として重要の役割を担っていることを実感いたしました。
 また、12月には、あだち子ども食堂たべるば様(足立区)のクリスマス企画へのスポンサー支援とボランティアを予定しているほか、フードパントリーを通じた食料支援等も引き続き行う予定です。
 引き続き、皆様からの温かいご支援ももとに、子どもたちの今・そして未来への橋渡しと様々なきっかけを提供していけるよう、様々な活動を展開してまいります。

                                                     2024.08.27掲載

株式会社カネカ・「みねるばの森」基金 特別企画

第2回「こどもの未来応援ツアー」

 

 昨年10月の開催に引き続き、第2回「こどもの未来応援ツアー」を株式会社カネカ様の全面的な協力のもと、本年5月12日(日)に開催いたしました。本ツアーには、池森奨学財団様の奨学生とそのご家族、多摩大学様の学生など計18名にご参加頂きました。
 以下、その主な行程についてご紹介いたします。

カネカ鹿島工場の見学

 早朝7時50分、JR東京駅近接の鍛治屋橋駐車場に集合し、8時頃には貸切バスにて出発。約1時間30分で、鹿島臨海工業地帯に到着しました。

 工場に到着すると、鹿島工場の皆さまに温かく迎えて頂きました。到着後すぐに事前説明を受け、参加者は用意されていた保護メガネとヘルメット、耳栓を着用し、工場内へ。断熱材などに使用される発泡樹脂の製造工場の内部を見て回りました。

 発泡樹脂の原料や、原料から作られた製品に、実際に手で触れることができました。発泡樹脂の製品について多くの方が「思っていたより硬い」との感想を持ち、文字通り「百聞は一見に如かず」を体感する工場見学となりました。

▲鹿島工場の方々による説明

 

カシマスタジアムのバックスヤード見学

 工場見学後は、全員で貸切バスに乗り込み、カシマスタジアムへ。移動の車内では、鹿島工場の方が用意して下さった「しおり」を基に、サッカー見学が初めてでも理解しやすく、楽しくなるような説明を頂きました。

 30分ほどでカシマスタジアムに到着。3グループに分かれて、関係者以外は立ち入ることができない放映室やインタビュールームなどを見て回りました。また、元日本代表選手の名良橋晃さんが出迎えてくださり、応援フラッグへのサインや写真撮影に快くご対応頂きました。名良橋さんによるサッカークイズの時間もあり、三グループそれぞれの優勝者にサイン入りのユニフォームをくださいました。

 スタジアム内を移動中には、あっという間の見学時間とはなりましたが、サービス業の現場を体験しつつ、笑みの絶えない貴重な時間となりました。

▲インタビュールームとご作成頂いた「しおり」

 

鹿島アントラーズの試合観戦

 バックヤード見学の後、用意して下さった昼食を挟んで、サッカー試合を観戦しました。

 参加者は、すぐ目の前で繰り広げられる白熱したサッカーの試合や、試合開始前から繰り広げられていた応援合戦を楽しむことができました。とくに応援合戦は、スタジアムが揺れ動いてしまうような声量の大きさで、圧倒されました。また、参加者によっては、もつ煮込みなどのスタジアムグルメ(通称:スタグル)を注文するなど、サッカースタジアムには試合観戦以外にも多くの楽しみ方があることも伝わってきました。

 試合終了後、鹿島工場の皆さまに見送られながら、鹿島スタジアムを出発。5時過ぎには東京駅近くに無事到着し、解散となりました。

▲白熱した試合

 株式会社カネカ様には、弊基金の理念や趣旨に対して前回に引き続きご理解頂き、本プログラムに対して様々なご尽力を頂きました。改めて深く御礼を申し上げます。


 参加者からは、「工場見学は小学生以来で、とてもわくわくしました」「多くの人が幸せと感じてもらうための努力が素敵でした」「試合を観ていて興奮しました」などの感想が寄せられました。

 普段は見る機会がない工場内部や、スタジアムのバックヤード内部などの見学を通じて、日本を支える製造業やサービス業の現場理解を促進し、スポーツ観戦を通じて未来を担う子どもたちに夢を与えるという本プログラムの目的を、達成できたのではないかと考えております。

 弊基金としては引き続きカネカ様とのご縁を大切にしながら、次代を担う子どもたちのため、本プログラムが次につながるように努力を重ねて参ります。

 

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チャリティー出版記念講演会

5月23日(木)、東京・日本工業倶楽部会館に於いて、寺島の最新刊である『21世紀未来圏 日本再生の構想』(岩波書店)の出版を記念したチャリティー講演会を開催いたしました。当日は約200名の方にご参加をいただき、基金の活動をご支援いただきました。(この記事では、講演の一部をご紹介いたします。)

 講演会開催にあたり

 今回の講演会は、寺島文庫「みねるばの森基金」のチャリティー企画として開催いたしました。本基金は、「貧困の連鎖」、本人の責任に問われない、生まれながらの状況による不条理を、社会科学的アプローチで立ち向かうべく、細川護熙氏(元内閣総理大臣)とともに、2021年に設立したものです。課題認識を共有する方々と共に、子どもの教育支援や子ども食堂支援など様々な取組を行っており、新著にかかる講演に先立ち、その成り立ち、支援の必要性について会場参加者と共有しました。

□歴史のプラットフォームから今を認識する

 最新刊タイトルにもある『21世紀未来圏 日本再生の構想』。この構想の前提となる内外の潮流の基本認識を踏まえるべく、講演では、配布の資料集を参照しながら、歴史認識のプラットフォームを共有しました。
 1868年から1945年の77年間を「明治期」、1945年の敗戦から2022年までの77年間を「戦後期」、2023年から22世紀を迎える前の年の2100年までの77年間を「未来圏」として捉え、それぞれの時代の動き、経過を辿ったとき、今、自分はどのような立ち位置にいるのかが見えてくる、と語ります。

 

□健全な危機感の共有

 21世紀の日本のあるべき姿を構想するために、今日本が置かれている状況を事実として正視する必要性を述べ、歴史のプラットフォームから経済基盤の観点で推移と現状を共有しました。

 世界GDPに占める日本の割合は、明治期を迎えた頃は3%程度だったと推計され、戦前の比重のピークが1940年で約5%、戦後期の1950年では約3%でした。その後の復興・成長を直走った日本は外貨を稼ぐ産業群を育て、1994年には世界GDPの約18%を占めピークを迎え、戦後を生きた日本人は「工業生産力モデル」の優等生として、産業力で外貨を獲得して、敗戦後の経済を復興させ、世界GDP第二位の経済大国を作り上げたということに大きな誇りを持っていたと見ます。
 この頃のアジアとの対比では、日本がまだ世界GDPの15%を占めていた2000年、中国やインド等の日本を除くアジア圏は合計しても7%程度であり、日本の半分にも満たない状況でした。
 しかし、昨年の世界GDPに占める日本の割合は、僅か4%にまで落ち込んでいます。対して日本を除くアジア圏の合計は24%であり、日本の六倍を超えるまでに成長しています。この2000年から2023年までの僅か23年間の変化に思考が追い付いていないことを指摘、この事実の認識から本当の意味での反転攻勢が始まるとし、今置かれている現状から、埋没する日本における健全な危機感を持つことについて言及しました。

□産業基盤の強化

 産業構造を考えるにあたり、豊かさの産業づくりから国民のレジリエンスを高めることへの発想の転換についても述べています。例として経済・産業再生への針路について、日本の技術力を集結し、日本の産業基盤を強くすることができるという点に視界を持っていく必要性を指摘します。DXやイノベーションにも立ち向かわなければならないが、イノベーションよりも大事なのは基盤強化と語ります。そして、日本で国産ワクチンを開発できなかったことや、国産ジェット旅客機MRJプロジェクトが挫折した例を挙げ、 埋没が進む日本を建て直す上で重要なことは個別の要素を組み合わせて完成体を作り出す「総合エンジニアリング力」であることを指摘しました。
 最後に、本書を理論のたたき台にし、改善して自分の考え方、理論としてほしい、と参加者・本書読者へ投げかけ、本講演を締めくくりました。

 


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2024.05.14掲載

「みねるばの森」基金では、子ども食堂やシングルマザーへの支援の輪をさらに広げるべく、チャリティーイベントとしてコンサートを開催しております。


 2月21日には、AOKIホールディングス様との共催により、昨年一二月に続いてアニヴェルセル表参道チャペルにて「チャリティーチャペルコンサート」を開催致しました。今回のコンサートでは、「新日本フィルハーモニー交響楽団」による弦楽四重奏およびソプラノ歌手の松井敦子様にご出演いただき、チャペルに響きわたる美しい音色と歌声をお楽しみいただきました


 また当基金は、皆様から頂いたご支援を基に子ども食堂への食料支援や運営費支援などを展開しております。3月2日には、ご支援させていただいている子ども食堂やフードパントリーなどを利用する子どもたちおよびそのご家族を対象として「第四回文庫カフェコンサート」を開催致しました。コンサートにはスティールパングループのパンノウタ楽団(団長:比嘉美由樹様)にご出演いただき、参加者の皆様には演奏を楽しんでいただくとともに、スティールパンの演奏も体験していただきました。またゲストにテレビ神奈川で活躍中のうさぎのマルタ君を迎え、お子様たちと一緒にコンサートを盛り上げていただきました。
(コンサートの様子は、マルタ君がホームページでも紹介してくださいました!)

 今後とも子どもの貧困に立ち向かうべく、様々な活動を展開してまいりますので、引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

                                                   2024.05.14掲載

「みねるばの森」基金では、子ども食堂やシングルマザーへの支援の輪をさらに広げるべく、チャリティーイベントとしてコンサートを開催しております。


 2月21日には、AOKIホールディングス様との共催により、昨年一二月に続いてアニヴェルセル表参道チャペルにて「チャリティーチャペルコンサート」を開催致しました。今回のコンサートでは、「新日本フィルハーモニー交響楽団」による弦楽四重奏およびソプラノ歌手の松井敦子様にご出演いただき、チャペルに響きわたる美しい音色と歌声をお楽しみいただきました


 また当基金は、皆様から頂いたご支援を基に子ども食堂への食料支援や運営費支援などを展開しております。3月2日には、ご支援させていただいている子ども食堂やフードパントリーなどを利用する子どもたちおよびそのご家族を対象として「第四回文庫カフェコンサート」を開催致しました。コンサートにはスティールパングループのパンノウタ楽団(団長:比嘉美由樹様)にご出演いただき、参加者の皆様には演奏を楽しんでいただくとともに、スティールパンの演奏も体験していただきました。またゲストにテレビ神奈川で活躍中のうさぎのマルタ君を迎え、お子様たちと一緒にコンサートを盛り上げていただきました。
(コンサートの様子は、マルタ君がホームページでも紹介してくださいました!)

 今後とも子どもの貧困に立ち向かうべく、様々な活動を展開してまいりますので、引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

    

 

                                                     2023.12.28掲載

みねるばの森基金では、子ども食堂やシングルマザーへの支援の輪をさらに広げるべく、チャリティーイベントとしてコンサートを開催しております。


基金の拠点である寺島文庫ビルを舞台に開催する「文庫caféコンサート」は、9月に第2回、11月に第3回を開催いたしました。


第2回のコンサートは、第1回に引き続きソプラノ歌手の松井敦子様にご出演いただき、寺島文庫ビル3階の多摩大学九段サテライトの教室を会場に多くの皆様をお迎えしました。松井様には秋にちなんだエルネスト・デ・クルティスの『秋』や山田耕筰『赤とんぼ』など和洋の様々な楽曲で素晴らしい歌声をご披露いただきました。

第3回では、TOKYO MX「寺島実郎の世界を知る力」にもご出演いただいている笹川平和財団上席研究員 渡部恒雄様がリーダーを務めるジャズバンド「一点二刀流」が演奏されました。トランペットの渡部様をはじめ六人からなる編成で、お集まりの皆様は寺島文庫ビル一階「文庫Caféみねるばの森」にて、秋の夕べにジャズに聴き入っていらっしゃいました。

また、企業様と連携したコンサートの企画も進めております。11月1日には、株式会社ファンケル様の特別協力のもと、同社のファンケル銀座スクエア10階ファンケルスカイガーデンにて、「ファンケルスカイガーデン チャリティーコンサート」を開催しました。参加者の皆様は、「和モダン」をテーマに飾られたローズガーデンの美しい光景を、松井敦子様の花や和をテーマにした曲の歌唱とともに楽しまれていました。12月20日には、AOKIホールディングス様との共催により、九月にリニューアルオープンしたアニヴェルセル表参道チャペルにて「チャリティーチャペルコンサート」の開催致しました。

株式会社カネカ・寺島文庫「みねるばの森」基金

特別企画 こどもの未来応援ツアー

この度、弊基金は株式会社カネカ様の全面協力を得て、茨城県鹿島臨海工業地帯の化学コンビナートの見学とプロサッカークラブの試合観戦を行う「こどもの未来応援ツアー」を実施しました。未来を担う子どもたちに産業の現場理解とスポーツを通した「夢」を与え、進路選択や将来の可能性を大きく伸ばすことを目的としたものです。
ツアーには、池森奨学財団様((株)ファンケル創業者の池森賢二様が設立)や多摩大学様にご協力頂き、11名の高校生・大学生の他、そのご家族や教員の皆さまを含め22名にご参加頂きました。以下、主な行程についてご紹介させて頂きます。


鹿島臨海工業地帯の見学
東京駅を早朝の七時三〇分に貸切バスにて出発し、約一時間三〇分をかけて鹿島臨海工業地帯に到着しました。現地でカネカ鹿島工場の皆さまにも合流頂き、貸切の見学船「ユーリカ」に乗船。約一時間の航行では船内放送で各スポット等の説明を聞くことができました。また、船後部デッキでは潮風や波しぶきを感じることができ、参加者は各々自由に船内を移動し、港内に連なるコンビナート群に目を見張っていらっしゃいました。


カネカ西地区大規模太陽光発電所の見学
見学船の乗場からカネカ西地区大規模太陽光発電所へ移動し、屋内にて発電所の概要についてご説明頂きました。出力規模は一二.七MW、年間発電量は約一万一千MWh(一般家庭の約三,〇〇〇世帯分)となり、二〇万㎡の敷地に約一一万六千枚の太陽光パネルが整備されているとのこと。数字を聞くだけではイメージできない規模ですが、実際に屋外の設備を目の当たりにした参加者からは驚きの声が上がっておりました。また、参加者からは設備に対する様々な質問があがり、鹿島工場の皆様に丁寧にご回答を頂きました。


鹿島アントラーズの試合観戦
試合開始前にはカシマサッカーミュージアムを見学いたしました。Jリーグ発足からの鹿島アントラーズの歴史に触れることができ、優勝トロフィーや選手のスパイクなどが展示されておりました。約三〇分という短い時間でしたが、元日本代表の中田浩二氏にミュージアムをご案内頂き、応援フラッグへのサインや写真撮影にも快くご対応頂きました。スタジアムに移動後は昼食を取り、試合終了まで自由時間としました。試合開始前からすでに始まっていた鹿島アントラーズと浦和レッズの応援合戦に参加者も圧倒された様子でしたが、試合中は応援に合わせて手拍子をし、チャンスやピンチの場面では声を上げるなど、思い思いに試合観戦を楽しんでいらっしゃいました。


カネカ様におかれましては弊基金の理念や趣旨をご理解頂き、大変有意義なプログラムを組んでくださいました。心より御礼申し上げます。鹿島臨海工業地帯の見学からサッカーの試合観戦まで、普段の生活ではなかなかできないような体験ができて充実していた、と参加者の方々より嬉しい感想を頂いております。今回のツアーをひとつの成功事例として、引き続き皆様とのご縁を大切にしながら、基金の次の企画へと繋げてまいります。


青森県・寺島文庫「みねるばの森」基金

農業体験ツアーin青森県

ひとり親家庭を対象とした農業体験ツアーを青森県様と弊基金との共同主催で企画いたしました。
本ツアーは、参加者の皆様に、農業体験や青森県内の観光などを通じて農業や青森県に関心を持っていただけるよう、11月3日から11月5日までの3日間、青森県内で催行されました。

ご参加いただいた3家族様に、弊基金からスタッフ2名が同行しましたので、次のとおりご報告します。

 

11月3日(金)
青森県内に到着後、まずは県南部、津軽平野の南端にある平川市に向かい、翌日りんごの収穫作業体験にてお世話になる「那由多のりんご園(三浦りんご園)」様に園の説明やリンゴの品種・特徴などの説明を受けました。その後、隣の黒石市内に移動し「中野もみじ山」にて見頃を迎えた紅葉に囲まれつつ散策を楽しんでいらっしゃいました。初日の夜は、古くから湯治場として栄えてきた黒石温泉郷にある旅館に宿泊し、黒石市をはじめとした青森県の食材や郷土料理を楽しまれました。

11月4日(土)
2日目は、丸1日、「那由多のりんご園」様において、りんごの収穫から出荷までの一連の作業を体験していただきました。気温12~13度と肌寒い中ではありましたが、参加者の皆様は、新鮮な気持ちで作業を楽しまれ、農家様との交流も深めていらっしゃいました。

農家様のご厚意により農作業小屋にて昼食にバーベキューを楽しまれました。サンふじやシナノスイート、ぐんま名月等、様々な品種のりんごの食べ比べなども行いながら、ご家族様と農家様、そしてご家族様同士もお話が弾んでいらっしゃるご様子でした。

 

11月5日(日)
最終日は、「津軽藩ねぷた村」にて大型展示品「ねぷた」や津軽三味線の生演奏など、津軽の魅力を楽しまれました。職員の方のご案内により、地域ごとに異なる「ねぷた」や「ねぶた」の違いや津軽三味線の歴史・特徴の解説を受け、青森への理解を深められていました。その後、弘前城植物園にて開催されていた「菊と紅葉まつり」に参加された後、帰路に就かれました。

参加者の皆様からは、りんごが食卓に並ぶまでに様々な苦労があることがよくわかった、農家様との触れ合いや歴史文化の学びなどを存分に満喫できた、ご家族同士の情報交換や悩みの共有ができた、いい思い出作りができたといったご感想をいただくことができました。

弊基金といたしましても、このツアーを通じて、農業を通じた子育て家庭の支援について、大きな示唆をいただくことができましたので、今後の活動・事業に積極的に生かしてまいります。

各イベントにご参加いただいた皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。

当基金は、皆様から頂いたご支援を基に子ども食堂への支援などを展開しております。
寺島文庫のネットワークから特定非営利法人子育てパレット様(東京都足立区)と新たにつながり、10月21日には同団体が開催・運営しているひとり親家庭対象のフードパントリー「Ohanaパントリー」や子育てサロン「サロン豆の木」の運営費を支援させていただくとともに、参加者に対し、エリゼ貯金箱を贈呈させていただきました。

開催時に現地の様子も視察させていただき、職員やボランティアの皆様が参加者と積極的に交流している姿が見受けられました。「つながる」ことを大切にし、「親たちが弱音を吐くことができ、それを当たり前のようにサポートする社会」を目指す同団体に対し、弊基金としてしっかり力添えしていきたいと感じる瞬間でした。
今後も子どもの貧困に立ち向かうべく、様々な活動を展開してまいりますので、引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

今後も子どもの貧困に立ち向かうべく、様々な活動を展開してまいりますので、

引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。