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脳力のレッスン-正気の時代のために
2004年12月3日発売 岩波書店
「脳力」とは、「物事の本質を考え抜く力」。冷戦後、事象の変転に幻惑され、時空の迷路にたたずむ日本。とりわけ9.11以後は、かたやアメリカは「力と正義の論理」によって前のめりになって「新しい戦争」へ乗り出し、かたや日本は戦後培ってきた平和の資産をかなぐりすててまでアメリカに追随しています。このアメリカの「役割肥大症候群」と日本の「しかたがない症候群」のもたれあいが織りなす、「イラク戦争」後の狂気の時代に、正気を保ち続けるための思考レッスンを書き留めました。古今東西のあらゆる時の話題に触れながら、テーマは重いがウィットに富んだ、軽いタッチのエッセイです。 …カバー袖書きより
2,200円(税別価格)
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